久遠の記憶なんてないけれど。

さざん

2007年09月12日 01:18


 こんばんは♪

 犬に噛まれた!@@(ちょっとホント
 街角美人、さざんです。

 さざん、セカンドライフを始めて約半年。あららー、もう半年かー。いち、にい、さん、しい、って、指折り数えるSL暦も、片手の指ではいっぱいになり、折り返すほど。6ヶ月、だからね^^

 その半年の間に、いろんなことがありました。楽しかったこと、悲しかったこと、笑ったこと、泣いたこと、怒ったこと。あ、さざん怒ったことないや。じゃー、これから怒っていこう^^ やったことないこと、どんどんやっていこう^^

 そんな、新しい経験や新しい世界を体験することのできるセカンドライフは、人を成長させるに実に理に適ったツールである気がしました。
 もちろん、その「成長」には、多大な痛み、悲しみ、辛さがあるのは、リアルライフと一緒ですけどね。

 さざんじゃないんですけどね。なにかあったのは。



 さざんの数少ないお友達、タンクマンことたんちゃん

 たんちゃんは、言わずと知れた服キチで、そのこだわりは海原雄山の陶芸と料理にかけるそれに匹敵し、その信念はバスチーユ牢獄に向かうオスカルのそれに等しいとか。



 真っ赤なアフロでさざんの家に来てくれたたんちゃん。
 このあと、あんな出来事が起きるとは、このときのさざんとたんちゃんは知る由も無いのです。。。

 と、引っ張るだけ引っ張りながら、深く説明はしませんが、ある日たんちゃんの宝物、インベントリ内の洋服たちがロストしてしまったのです。

 なくなったのは、服やアイテムたち。

 でも、たんちゃんの心からなくなったのは、自身の数ヶ月の思い出。

 あの服を買うとき、私はあの人を思いつつショップを歩いたな。あのパンツは、あいつとケンカしてるとき、ヤケになって買ったんだった。あのアクセサリは、フェイスランプとぶつかって装着するの大変だったんだよね。そうそう、あのイヤリング、着ける位置を調整するのに50分もかかったんだった。キャンプにずっとこもってお金をためて、初めて買ったtatoo。購入するとき、ドキドキしたよ。。。

 ふふ。

 考えるだけで、微笑むことのできる思い出たち。

 たんちゃんは、この思い出たちまでロストしちゃったんだ。だから、心で泣いたんだ。本人はきっと、泣いてないっていうけれど。

 時間と信念をもって、集めに集めたアイテム数は約6000。それって尋常じゃない量ですよね。その大半を失ったとなれば、その衝撃も生半可ではないはず。さざんの想像できるものではないはずです。たとえそれが、ただの服、だったとしても。

 でも。
 でもね。

 たんちゃんは気がついた。
 失ったのは思い出じゃない。思い出の入れ物、服だったことに。

 だって、たんちゃんのお友達は、すぐそこにいるから。きれいな服を着ていなくても、お友達はすぐ近くにいてくれる。なぜならそれは、たんちゃんという人間に、たんちゃんという魂に惹かれたお友達だから。集めていたのは、服のむこうにある、お友達との時間の記憶だったんだよね^^

 服というアイテムがなくなったことで、もしかしたらちょっとだけ、お友達の魂を近くに感じられたのかもしれないたんちゃん。

 さざんが言うことじゃないのかもしれませんけどね^^ さざんも昔、同じようなことがあったのです。とても辛くて、悲しくて、その怒りを誰にぶつけていいかわからないなかで、状況が改善しないモヤモヤばかりが募って。人生、そういうこともあるよね。

 辛くて悲しくて、とても痛いことの先に、鍛錬された自分がいる。アツく熱されて、叩かれて叩かれて、曲がりながら、へこみながら、なお叩かれて。そして一振りの刀として、人は成長する。

 いつか誰かの心の支えになれる、そんな人になれるその日まで。
 思い出って永遠じゃないけど、お友達のことを想うその瞬間は、きっと永遠。

 さざんはここにいるよ。なにもできないけれど、さざんはきっと、ずっと、ここにいるよ。
いつもの日記。